【2018年度】タックスリターンは自分で申請して節税しよう!ワーホリ向け申請方法

 
オーストラリアでワーホリをしている皆さま、タックスリターンは自分でやりましょう!

一見難しそうなタックスリターン、実は超簡単!
代行エージェントに依頼しようか悩んでいるなら考え直してほしい。自分で申請すれば手数料はかかりませんし、お金が戻ってくるケースも多いです。
 
インターネットから自分でタックスリターンを申請する方法と、節税できるポイントをお伝えします。




タックスリターンとは

 
日本でいう確定申告のようなもので、オーストラリアでは7月1日〜翌年6月30日の1年間に1ドルでも収入があった人はタックスリターンをする義務があります。申請期間は7月1日〜10月30日。

「タックスリターン」と言っても必ずしも返金があるわけではなく、税金の支払いが足りていなければ差額を請求されるし、逆に支払いすぎている場合は返金されます。
 

所得税について

 
2018年現在、ワーホリで年間所得が1〜37,000ドルの場合、所得税は15%(37,001ドル〜80,000ドルは32%)

この所得税15%は給料から天引きされ、タックスリターンをしても返ってきません。
 

2017年1月からワーホリの所得税に関する法律が変わり、2016年までは年間所得が18,200ドル以下であれば所得税は0%でしたが、2017年度からは1ドルでも稼げば15%かかるようになりました。

つまり、2016年度まではタックスリターンをすれば給料から天引きされた税金が返ってきたけれど、現在は返ってきません。

この法案が可決される直前まで税金が32%になりかけましたが、15%に落ち着きました。
 

お金が戻ってこないのにタックスリターンするの?めんどくさいからやりたくないなぁ…
 
そう思ってしまう気持ちはわかります。
でもタックスリターンは義務なので、お金が戻ってくる・こないに関わらず必ずやらなくてはなりません。

後述しますが、少しでも支払いを減らす節税ポイントがあります。これを押さえておくことで、人によってはお金が戻ってくる場合もあるんです。
 
 

申請する前に確認すること

申請できる条件

 
今回説明するやり方で申請できるのは、以下の方のみ。すでにワーホリを終えてオーストラリア国外にいても下記の条件を満たしていれば申請可能です!

  • 7月1日〜10月31日に申請する
  • オーストラリアの銀行口座がある

申請期間を過ぎてしまうとエージェントにお願いするしか方法がないので、10月31日までに必ず申請しましょう。
 
 

申請に必要なもの

  • タックスファイルナンバー
  • オーストラリアの銀行口座
  • PAYG(7月14日までに雇用主から送られてくる)
  • 経費の領収書(交通費、制服代など、あればでOK)
  • メディケアの証明書

※年間所得が21,655ドル未満は不要

メディケアとは日本でいう健康保険のようなもので、ワーホリのわたしたちは加入資格がないため保険料を支払う必要がありません。タックスリターンの際に課税所得の2%が免除になり、この保険料だけで数万円戻ってくる場合があります。

21,655ドル以上の所得がある人は、下記の記事を参考にしてください。

メディケア税って何?タックスリターンで必要なメディケア証明書の発行方法

2018.08.27
届くまでに1ヶ月以上かかるので早めに発行することをおすすめします。
 
 

オンラインでのタックスリターン方法

 
※2017年タックスリターン時の画像を使用しています
 

1. MyGovのアカウントを作る

 
初めてタックスリターンをする人は、まずMyGovに登録する必要があります。

こちらのページから登録・ログインできます。

登録する際、スクショを撮り忘れてしまいました。画像付きで手順を説明できなくてすみません!でも簡単にできます!
 
 

2. MyTaxにリンクする

 
MyTaxとはATO(Australian Taxaion Office)のサイトで、後ほどここからタックスリターンの申請をします。”リンクする”といってもよく意味がわからないと思いますが、とりあえず下記の説明通りに進めていってもらえれば大丈夫です!
 

先ほどのMyGovのアカウント作成後、ログインすると「Link a service」と出てくるので、その一覧の中から「Australian Taxation Office」を選択します。
 

 

その後、オプションが2つ出てきますがわたしは「Questions specific to you」を選択。タックスファイルナンバー、名前、生年月日を入力。
 

 

続いて銀行口座、PAYG、スーパーアニュエーション口座のいずれか2つを入力します。
 

 
これでMyGovとMyTaxのリンクが完了。
MyGovの「Your linked services」欄に「Australian Taxation Office」のリンクが表示され、申請できる状態になりました!
 

初めてタックスリターンをする人は、個人情報入力後に本人確認のためATOに電話する必要があります。操作を進めていくと「ATOに電話してください」と表示されるはずです。
 
もしも電話がつながらなかったり、電話で英語のやりとりが難しい場合は、最寄りのATOへ直接行けば解決できます。
 



 

3. MyTaxで申請

 
MyTaxのホーム「For Action」内のLodgeをクリック。
 

 
ここから申請完了まで4ステップあります。
 

【STEP①&②】
 
まずは①連絡先の入力、②銀行口座の入力を済ませてください。
 

 
 
【STEP③】
 
重要なのは次の③Personalise returnから。

最初の質問「オーストラリアの居住者かどうか」はYESにチェック。もしNO(非居住者)にチェックすると適用される税率が変わり、戻ってくる金額が少なくなります。
 

 

ただし、会計年度内にオーストラリアに半年以上いなかった人や、あまりにも違う地域を転々としていた人は非居住者に該当する可能性がありそうです。

税率についてはATOのサイトで確認できます。
 
 

(!)以下からは人によってチェックする項目が違うので、各々に当てはまるものを選んでください。

参考までにわたしの申請した内容を貼っておきます。わたしはオーストラリア国内のみで働き、個人収入もなかったので一番上の”saraly”のみチェック。
 

 

↓ Interest(銀行の利息)も課税対象です!


 

次の「You had deductions you want to claim(請求したい控除)」にはチェックを入れておきましょう。

このあとSTEP④で経費を入力することで減税できます。
 

最後の質問は、ワーホリの人ならここにチェックで大丈夫だと思います。


 
半年以上僻地で勤務していた人は、一番上の「Zone or overseas forces」にチェックする必要があるそうですが、ここに関してはよくわからないのでATOのサイトで確認してください。
 
 

【STEP④】
 
このページでは、自分の収入と経費(仕事のために使ったお金)の入力、最後にメディケア等の入力をします。

まず「Payment Summaries(収入概要)」ですが、きちんとPAYGが管理されている会社で働いていれば、自動的に会社名と金額が表示されるので入力する必要はありません。なかったら自分で入力できます。
 

 

わたしの場合、Interest(利息)も自動的に入力されていました。利息も課税対象になるので、ある人は入力必須です。
 
 

次に「Deductions(控除)」の入力。

ここで経費を入力することで、いくらか節税できます!


 
ユニフォーム代、クリーニング代、アコモデーション代、車代(ガソリン・レゴ・保険など含む)、携帯電話代、ファームで使った日焼け止めなど、仕事のために使った必要経費であればOKです。
 

ポイント
仕事に関連していそうでも経費として計上できないものがあるので注意してください。
 
例えば車代に関しては、家から職場までの往復で使ったというのは、職場の近くに公共交通機関がなかったとしても不可です。対象になるのは勤務中に車で移動する必要があったり、仕事で必要な機材を運んだり、2つの職場間を移動した場合など。
 
アコモデーション代や携帯電話代も、会社から指示されて使っている場合など、条件があります。

※詳しくはATOのClaiming deductionsのページに記載あり
 
 

そして、経費が300ドル以上の場合は領収書が必要です。なくても申請はできます。わたしは領収書が残っていないものもありましたが、タックスリターン審査後も要求されることはありませんでした。

ただしこの経費のチェックは年々厳しくなっているという声があり、ATOから控除対象外と見なされたり、追加徴収される場合があります。入力する項目や金額、領収書の有無に関しては自己責任でお願いします。普段から領収書の保管を心がけてください。
 
 

次に「Medicare and private health insurance(保険料の免除)」の入力。


 
上述した通りワーホリはオーストラリアのメディケアには加入していないので、保険料が免除されます。最初の「Medicare levy redution」は空欄で大丈夫です。
 

次の「Medicare levy exemption」はYESを選択。

「Full 2% levy exemption」には、昨年度(7月1日〜6月30日)オーストラリアに滞在していた日数を入力。


あとは画像の通りYES・NOを選択してください。
 

 

 

 


最後に、自分でタックスリターンを申請するので「Prepared myself」を選択。2問目は「来年もタックスリターンをするかどうか」聞かれているので、ご自身の都合に合わせて選んでください。
 

 
ここまで入力してCalculateボタンを押すと、タックスリターンで返金される金額(もしくは請求される金額)が表示されます。あくまで暫定で、この段階ではまだ変更可能です。
 

間違いなければ「Declaration」文章を読んでチェックを入れ、Lodgeボタンを押せばタックスリターンの申請完了です!
 

 
お疲れさまでした!

2週間前後で銀行口座に振り込まれ(もしくは引き落とされ)、メールが届きます。
 
 

タックスリターンまとめ・ポイント

 
自分でタックスリターンをするのにあたって忘れずにやっていただきたいのはこの2点。

・メディケアを申請する
・経費を計上する

この2つをきちんとやることで節税できます!
 

わたしの場合、メディケアと経費を入力する前はタックスの支払額が2000ドルくらいありましたが、入力した後はプラスになり800ドルほど返金されました。

もしエージェント任せにしていたら2000ドル、更に手数料まで支払っていたかもしれないと思うとぞっとします。笑
 
 

経費として計上できるものは決まっていますが、ケースバイケースでグレーな部分があります。

知人の中には、アコモデーションだけで数千ドル申告し、その他にもファームで使った軍手やサングラス代などありとあらゆるものを入力して減税された人もいました。審査が通ったからOKだったのでしょうけれども、どこまでが許容範囲なのかいまいちわかません。

架空の経費を計上するのは脱税です。実際に使った範囲内で申告してください。
 

もし申告した経費が多すぎるとATO(税務署)に判断された場合は、領収書の提出を求められるか、もしくはそのまま返金額を減らされるor追加で徴収されるそうです。
 
詳しくはこちらでご確認を⇨ Australian Taxation Office
 

タックスリターンは自分でやれば何かあっても自己責任。とはいえ、実際にやってみるとそんなに難しいことはありませんでした。

どうしても2016年以前に比べると戻ってくる金額は少ないですが、だからこそ一手間を惜しまず少しでも節税できるように頑張りましょう!自分の力で申請できたあとは、達成感もありますよ!^^
 

▼タックスリターンの前に読んでほしい記事

メディケア税って何?タックスリターンで必要なメディケア証明書の発行方法

2018.08.27





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5 件のコメント

  • You can claim vehicle and other travel expenses you incur in the course of performing your work duties, but generally you can’t claim for normal trips between home and work – this is considered private travel.ってATOのサイトに書いてあるんですが、どういう理由で車代とか交通費とか経費にできたのか知りたいです。普通は後からの審査で税金返せって言われるそうなので、、

    • こんにちは!
      私の場合は公共交通機関が一切ない僻地で働いていたため車が必要不可欠で、仕事中に工場と事務所を行き来したり違う工場に出向するときに車を利用していたので申請しました。ガソリン代は領収証がなくていくらか見当もつかず申請しませんでした。

      車代に関してはイレギュラーかもしれませんね(^^;) 同じような疑問を持たれる方がいらっしゃると思うので、記事を訂正しておきます。ご質問ありがとうございます。

      • もし仕事をかけもちしていて、職場間の移動に車を使っていたのであれば経費として計上できると思います!

  • こんにちは。
    とても分かりやすい説明ありがとうございます。参考にさせていただきます。
    10月に帰国するのですが、今年の9月までfarmで働いていました。この場合、7月〜9月分のタックスリターンを来年もしなければならないのでしょうか。

    • こんにちは

      >この場合、7月〜9月分のタックスリターンを来年もしなければならないのでしょうか。
      その通りです!
      帰国してからも同じやり方でできるはずです!

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