退職後の保険・年金問題

 

退職と同時に、厚生年金と社会保険から離脱させられてしまいます。

すぐ海外へ行くのであれば住民票を抜いてしまえばいいのですが、住民票は出国30日前からでないと抜けません。

わたしの場合、退職してから出発するまで1ヶ月半という微妙な期間があります。
今月病院に行く予定があったし、出発前にもしものことがあったら全額負担できないので、保険に加入する必要がありました。
 
 

切り替え手続きについて

 
手続きの際には職場からもらう「離脱証明書」が必要です。
退職後14日以内に切替手続きしなければならないのに、なかなか職場から離脱証明書が送られてこなくて焦りました。
役所に問い合わせたところ、あくまでも目安なので用意でき次第で大丈夫とのこと!
 

社会保険→国民健康保険に切り替え

 
社会保険を延長することもできて、人によってはそのほうがお得になるかもしれません。
保険料は役所に行けば教えてもらえます。
わたしは1ヶ月だけだから延長手続きも面倒だし国保にしました。

手続きには社会保険証の他に、運転免許証とマイナンバーが必要でした。
30分程度で新しい国民保険証を発行してもらえてあっさり終了!
 
 

厚生年金→国民年金に切り替え

 
まずこの年金の違いを簡単に説明すると、厚生年金は会社員などの働いている人が、国民年金は日本に住んでいる20〜60歳の国民が必ず加入するものです。
つまり退職後は厚生年金の対象外になるため、国民保険に切り替える必要があります。

こちらも年金手帳を提示しただけですぐに手続きは終わりました。
 
 

切替手続き前に病院に行く場合

 
診察当日は10割負担し、あとで保険証を持っていくと7割返金してもらえます。

わたしも離脱証明書が届かなくて手続きできなかったとき、病院でお世話になりました(T_T)
その病院では3割負担でOK、月末までに保険証の番号を伝えれば大丈夫でした。
 
 
保険で歯の治療はカバーできないので、問題がなくても検査のため歯医者には必ず行っておきましょう。歯が痛くなって泣く泣く帰国した人たちを見てきました。
 

【5/11追記】住民票を抜く手続き

 
病院での治療と検査を終え、出発まであと3日となった今日、海外転出届を出してきました!
いわゆる”住民票を抜く”ってやつです。

退職したあとすぐ海外へ行く場合は、上記の保険・年金の切り替えは必要ありませんので、海外転出届を出して年金に任意加入するかどうか伝えるだけでOKです。
 

海外転出届を出す理由

 
住民票を抜くことによって”住民税”と”健康保険”、”国民年金”の支払い義務がなくなります。

デメリットはこれらの恩英を受けられなくなること。
例えば、病院で全額負担しなければならない、銀行口座やカードを作れない、年金の受給額が低くなるなど。
年金は任意加入できますし、病院での診察等は手続き前に済ませておけば問題ありません。
住民票を抜かない理由はないと思います。

手続きは、保険証を返却し、海外転出届を記入するだけ。
 
 

保険料と年金の支払いは、月末に日本に住民票があるかで決まるそうです。
わたしは5月14日に出国、5月31日には日本にいないため、支払うのは4月分のみということ。
ただその納付書が届くのは数ヶ月先なので、支払いは家族にお願いします。

住民税はその年の1月1日に日本に居住していた人は、出国日に関係なく1年分の税金を支払う必要があります。
わたしは5月14日に出国しますが、12月31日までの住民税を払わなくてはなりません。

ということは、12月下旬に住民票を抜くのが一番お得なんじゃ…
少しでも節約したくてかつ日程を調整できる人は、役所の人に相談してから出発日を決めるのもありだなと思いました。
 

年金の納付免除について

 
国民年金は、日本に住んでいない人は支払う義務がありません。
長期で海外へ行く場合、年金は支払っても支払わなくてもいいのです。

役所の人曰く、海外転出届を出した時点で年金の支払い義務がなくなるため、任意加入したい人のみ手続きが必要になるとのこと。
 

わたしはワーホリと世界一周で2年間は海外にいる予定で、年間で20万円近くもする年金を支払い続ける自信がなかったため、任意加入はしませんでした。

支払わなかった場合、当然将来の給付額は減ります。
ただし、帰国してから追納することもできるし、支払わなかった期間も受給資格(25年間支払い続けること)の対象期間に加算されるそうです。
 
 

※今回の手続き方法はあくまでわたしの町の例であり、役所での手続きや必要書類は市町村区によって異なる可能性があります。
 





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